「体にスピードがある。
  1度抜かれても、追いついて奪い返すだけのスピードが。
  高校年代でそれがあるのは小林と増嶋(竜也=市船橋3年)だけ」

冷静かつ的確な判断力に加え、1対1にも強い…
一線級のDFを評価する際には、よく使われる常とう句の後に
Jリーグのスカウト達がこう付け加える程、彼に対する評価は高い。


私がサッカー選手、小林祐三を見たのは2003年10月。
全日本ユース選手権、高円杯の準決勝でのこと。
国立競技場で初めて高校サッカーを見た。静学の某選手が見たくて足を運んだのだけれど。
一応増嶋竜也と並んで評価されてるのは知っていたけど、正直あまり記憶はない。 当時の写 真を今眺めてるけど………試合の内容も思い出せない。
23番の中村くんがえらくちっこくて足が早いな、ということと、10番の私が見たかった選手。 そして相手チームに、高萩が居る事………
……今見ると結構祐三くん、写ってるなぁ(笑)蟹くん(横山くん)も居た。
やっぱり覚えているのは大雨の埼玉スタジアム。高円宮杯決勝。 カレンロバートの1点が勝敗を決めた。
その時目の前に居たDFは祐三。
ああ、小林君だ…と、その時思ったのを覚えてる。
当時、風聞で、もしかしたら祐三くんは試合に出ないかもと聞いていたような気がする。 仙台杯国際ユースの練習中に痛めた左足首をかばい、右足内転筋を痛めたと聞いていたから。
結局は強行出場で。もし万全の状態だったらカレンのあのシュートは止められたかもしれない。 本人も自分のミスだと、言ってた。
あの試合の日は試合中だけ大雨で、殆どカメラを向けられなかった。 メインスタンドに居たらまた違ってたのかもしれないけれど。
残ってる写真はピッチに膝をつき項垂れる狩野健太。
手を膝につき、悔しさを噛み締めるイレブン。その横に写る、笑顔の青いユニフォーム。
ずぶ濡れのユニのまま下を向いてバックスタンドの応援席に向かう祐三。
失意のイレブンを促し、そして、表彰台を見ようとしない、松下主将。

「あそこには僕達があがるべきだった」

翌日の新聞で松下主将はそう言っていた。
この試合からだ。私が静学を見ようと思い始めたのは。
選手権の県大会も決勝は静岡まで見に行こうと思ってた。結局、そこまでたどり着けなかったけれど。

その9日後、静学の一人、あの時のDF、小林祐三選手がレイソルに入団するとのニュースが。
毎年よく静学が来るなぁ、また天然な子かしら、と思いました(笑) だって、先輩の二人があまりのもボケてたから‥‥‥‥‥(^^;
松下主将はよくわからないけど、レッズに入団した横山くんはボケっぷりを披露してるし。
静学のカラーなんだな、と思ってたんですけど、とんでもないっ! 祐三くん、本当にごめんなさい。
あんなに頭の回転早くて言いたい事をはっきり言える人だとは思いませんでした。 やっぱ先入観持っちゃ駄 目ですね…
実際文武両道で、しっかり勉強はしてたそうです。国立の大学受けようと考えていたとか。 静学3年生の4月に代表に選ばれてなかったら、今柏の地に彼は居なかったかもしれない。 理数系が得意のようですね……相太君も理系だったなぁ… サッカー選手は文系よりも理系なんだろうか。
実際に話てみて、彼の頭の良さを実感しました。頭の良い子は好きです(笑)
プレースタイルについてどうこう言えるほどサッカーを知らないので控えますが どこのポジションでもこなせるという言葉通 り、ボランチからCB、SBもできる。
彼の動きはクレバーだと思います。本当に卒なくこなしてしまうし。
本人的にどこのポジションが一番やりやすいのか気になるところ。
柏の頼れる新人です。
トップの試合に出る日もそう遠くはないでしょう(4/29にプロでビューしました)。

小林祐三のどこに魅かれたかと聞かれれば。
頭の回転の早さと、さらりと色んな事をこなすところでしょうか。
本人は不器用だと言ってますけどそんなことないんじゃないかな。
本当に不器用だったら複数のポジションなんてこなせないと思うし。
末永く、見守ってみたい選手に初めて逢った。そんな人です。

実はこれ、サイトを立ち上げる理由として書き始めてものなんですけど(笑)

2004.4.27 ますだ

参考資料:
部活の花道2003高校サッカー〜金の卵を探せ!
   注目選手紹介  第五回小林祐三

静学準Vに泣く(日刊スポーツ静岡版)

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